【2020年度版】インフルエンサーマーケティングの成功事例7選

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インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、SNS上で活躍しているインフルエンサーを積極的に起用し、ブランドを宣伝することです。

その手法は、従来のデジタルマーケティングと比較してROIの11倍とも言われています。今回のブログでは、最適なインフルエンサーを見つけ、キャンペーンに起用することで、何が達成できたのかを説明していきます。紹介している事例は、去年の成功した事例になりますが、SNSデータがどのように貢献したかもまとめています。

インフルエンサーマーケティングのメリットとは?

まずは、インフルエンサーのメリットを説明していきます。成功しているインフルエンサーキャンペーンには3つの要素が含まれます。創造性、スピード感、そして正しいインフルエンサーの起用。 以下では、これらの要素を含め、データを基に正しく選ばれたインフルエンサーマーケティングの事例を紹介していきます。

Mattel

最近の傾向として、子供のインフルエンサーが増えてきています。8歳のRyan Kajiちゃんは、2019年にYouTube上で最高の売上を作っているスターとして発表されました。彼女のチャンネルは、おもちゃを解いて遊んでいるだけで、若い視聴者を引き付けています。

彼らは、2019年にさまざまな種類のインフルエンサーを使用して、子供用のおもちゃを宣伝しました。130人のユニークな作家から、マテルは1万5千回SNS上で言及され、21万ものエンゲージメントを獲得しました。 1言及あたりあたり14万2400ものエンゲージメントを得るという驚異的な数値を出しました。

ここでのヒントは、いかに様々なタイプのインフルエンサーを使用して、異なるタイプのオーディエンスをそれぞれターゲットにすることです。 例えば、リーチとブランド認知の構築を支援するインフルエンサーのTia Mowryや、数百万人のフォロワーがいる有名人といったインフルエンサーが挙げられます。

この投稿は、17万5千ものエンゲージメントを生み出しました

@CensieJのような数万人のフォロワーを抱えるマイクロインフルエンサーの場合、リーチする人は少なくなりますが、その代わりエンゲージメントは高まります。

Micro-influencers have smaller audiences, but better engagement rates.

おもちゃを遊ばしている動画で視聴者を惹きつけているインフルエンサーたちは、周到にインフルエンサーマーケティングの戦略を練っています。

例えば、規模数が大きいインフルエンサーを起用した事例として、米国でおもちゃを販売しているHasbro社は、同じ期間に3倍以上インフルエンサーを投入し、ブランドのSNS上での投稿を5倍以上延ばすことに成功しています。

しかし、このキャンペーンのエンゲージメントはわずか15%でした。 これは、宣伝されているコンテンツがターゲット市場に適合しておらず、すべての投稿の50%以上が、ロボットのおもちゃ・映画として有名なトランスフォーマーであったことが原因でした。このことがきっかけとなり、エンゲージメントが失われました。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

自分達の商品・サービスに関連したインフルエンサーを起用しましょう。そしてインフルエンサーを選ぶときは、フォロワーの数の大きさだけでなく、コンテンツも考慮してみて下さい。 ターゲット層は何に関心を持っていますかを一度確認してみましょう。その次に、その趣向にプロモーションを合わせていくことが重要です。

発信されるメッセージが自然に感じられない場合、効果を発揮することはできません。 最悪の場合、その行為はブランドイメージとインフルエンサーの評判を下げる可能性もあるので、気を付けましょう。

Vaseline(ヴァセリン)

リップで有名なVaselineは、すでにインフルエンサーマーケティングに戦略的に取り組んでいます。彼らはインフルエンサーマーケティングをより洗練されたものにするため、色々なテストを実装しています。

現在の主なプロジェクトは、季節的なプロモーションです。Vaselineは、購入意欲が上がる時期(クリスマスやバレンタインデーなど)にキャンペーンを実装し、売上を伸ばしています。

彼らは戦略的に設定されたキャンペーンで成功しています。マイクロとナノインフルエンサーをターゲットにし、ブランド側が設定したメッセージとコンテンツを提供し、売上を延ばすことができました。

g_kohlsは、クリスマス前に104県のエンゲージメントと249件の動画視聴を獲得

クリスマスには、約250人のインフルエンサーを起用し、言及ごとに最大104件のエンゲージメントを獲得しました。 バレンタインデーでは、クリスマスの結果を基に、インフルエンサーのリストを見直し、216人のインフルエンサーに削減した上で、言及あたりの最大エンゲージメントを150件に増やしています。

ItsFreeAtLastは、バレンタインの日までに154件のエンゲージメントを獲得

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

より小さなインフルエンサーを起用することで、インフルエンサーマーケティングのテストができます。ただし、ナノとマイクロインフルエンサー達はより多くの視聴者を魅了してくれますが、ニッチすぎてしまう場合、彼らが商品・サービスに関心を持ってくれるという保証はありません。

しかし、これらの小さなインフルエンサーに依存することで、大きなお金を費やすことなく、配信するメッセージのコンテンツ、およびアイデアをテストする余裕ができます。今後もVaselineがどの様なインフルエンサーキャンペーンを打ち出すのか、楽しみです。

Dreamworks - ドラゴンを訓練する方法

インフルエンサーとのコラボは、商品・サービスのリリース、映画プレミアムなどのイベント での注目度を上げることにも活用できます。Dreamworks社は、「ドラゴンを訓練する方法」の映画(およびDVD)リリースに向けたインフルエンサーキャンペーンを開始した際に、デモを実施しました。

このキャンペーンが非常に成功した理由は、インフルエンサーに多くの自由を与えたところになります。今回は、多くの潜在的なチャネルを開拓しているファミリー層をターゲットにする必要がありました。しかし、最大のインパクトを与える為には、起用されたインフルエンサーたちは、視聴者が気に入ってくれるコンテンツを作成する必要がありました。

TipToeFairyはキャンペーンに合わせた衣装を作りました

一方で、SpaceshipsLBは入浴爆弾を作りました

他の例として、ポップコーン、カップケーキ、DIY入浴剤などが含まれます。 しかし、テーマが何であるかは問題ではありませんでした。インフルエンサーたちは魅力的なコンテンツであれば、なんでも作れるという自由な選択肢を持っていました。

この企画は、DeviantArt社とのパートナーシップによって継続され、ユーザーが映画からインスパイアされた独自のアートをもとに、コンテストが行われました。これはUGC(ユーザー生成したコンテンツ)の領域にまで達しましたが、インフルエンサーを活用して、このコンテストを拡散させました。結果として、このコンテストの視聴回数は14.3万回にも達しました。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

インフルエンサーたちにもクリエイティブなコンテンツを作れる自由を与えることが重要です。今回のケースでは、彼らが、視聴者から愛されるコンテンツを自ら考えさせ、実施させることで成功させることができました。

自社ブランドのガイドラインや営業を前面にしたメッセージでは、人々の心に刺さりません。逆に、そのような行為は消費者をブランドから遠ざける可能性があります。

プロモーションのメッセージをシンプルにし、起用したインフルエンサーにはなるべく自由な選択肢を与えるようにしましょう。

Braun

一部のイベントやキャンペーンでは、話題になっているトピックの期限が非常に限られていることがよくあります。 インフルエンサーを起用すると、その機会を最大限に活用し、最小限の時間でより多くのエンゲージメントを引き出すことができます。

Braun社にとって、NFL選手たちとの共同作業は、新しい潜在顧客を発掘するための手段でした。デビューしたばかりのNFL選手たちが、彼らのInstagramやTwitter上で、スポンサーコンテンツを投稿させることで、拡散後、すぐに彼らの会話に参加することができます。

そして、トピックは短時間の間で、話題に挙げられるため、これはプレーヤー、ひいてはブランドの周りで多くの話題を生み出してくれました。

Greedy’のツイートは24万6千件のエンゲージメントを獲得しました

Twitterだけでも、たったの数日で、868人から8万2300件のエンゲージメントを獲得しました。

このキャンペーンはリアルタイムで実行する必要があり、事前に作成した写真とPhotoshopの加工といった準備の必要もあり、簡単な作業ではありませんでした。Braun社は、この機会を最大限に活用するため、スピード重視で動いた結果、大成功に収めることができました。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

インフルエンサーキャンペーンを実施する前に、念密な計画を立てましょう。特に何百人ものインフルエンサーたちを一度に実装する場合は、すべての必要な準備ができているようにしましょう。

そして、重要なのは迅速に動くこと。ピークを逃した後のトレンドに飛びついても意味がありません。事前にトピックを調査し、視聴者たちの会話がいつピークを迎えるのかをあらかじめ予測を立てておき、キャンペーンを最大化していきましょう。インフルエンサーがブランドに関する会話を開始することもありますが、キャンペーンを成功に導くのはオーガニックな成長です。

Netflix - The Circle

SNSとインフルエンサーに関するキャンペーンを実装する場合は、SNSに特化しているインフルエンサーを起用し、キャンペーンを宣伝する必要があります。

これは、Netflixが新しいリアリティ番組であるThe Circleに向けて実装した事例になります。この番組は、参加者がオンライン上での人気者を目指して架空の人物になりすましたり、クールな存在になろうと必死になる姿を追っている番組になります。

今回のキャンペーンでは、Netflixがハッシュタグ#CircleBackChallengeを使い、SNS上でのコンテストを企画しました。 ハッシュタグを活用したキャンペーンは、エンゲージメントを促してくれる重要な鍵になり、UGC(ユーザー形成コンテンツ)を視聴者から獲得することができ、商品・サービスの話題を生み出してくれます。

Netflixがこのキャンペーンを更に後押しするためにしたことは、選ばれたインフルエンサーにエントリーの最初の投稿をしてもらうことでした。彼らは、SNS上で最初の投稿を共有しました。

Safareeの投稿は、Netflixの#CircleBackChallengeで3万8千件ものエンゲージメントを獲得しました

この最初の投稿は、より多くのユーザーがコンテストに参加することを促し、投稿とエンゲージメントの好循環を生み出しました。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

ハッシュタグキャンペーンは、創造的なコンテンツを通じてユーザーを引き付けるのに理想的です。過去に成功した #IceBucketChallengeのハッシュタグのキャンペーンが、トレンドの一部になりたいと思っているユーザーを通じて、世界的に成功したのはすでに有名です。

このようなキャンペーンを目指して、インフルエンサーキャンペーンも企画していきましょう。

Lego

ブランディングにも役立てることができます。ブランドの価値観に基づいて、社会においてのポジショニングに活用していくことが可能です。

Legoのハッシュタグキャンペーンである#RebuildTheWorldでは、子どもたちの創造性を奨励すると同時に、世界と環境にポジティブな影響を与えることを目的としています。

彼らは様々なインフルエンサーと協力して、良心とクリエイティブの二つのテーマに絞った内容で、Legoを宣伝しました。

Kevin ParryのLegoを使ったアニメーションは、4万3千件のエンゲージメントと38万6千件のビューを獲得できました

また、人々の物語を語ることによって、このコンセプトを実現しています。Legoを通して、人々の生活を改善する独創的な方法を実装することができました。

DavidHandSoloのストーリーは34万回近く視聴されています

これまでのところ、#RebuildTheWorldは28万4千件言及されており、297万9000件のエンゲージメントがあります。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

ブランディングが目的の場合、その目的を共有するインフルエンサーとのパートナーシップにフォーカスしていきましょう。 彼らは、ブランドの価値観を、幅広い聴衆に広めるのに役立ちます。

ただし、ブランド戦略とはまた別に計画することを忘れないでください。ブランド戦略は、コアの価値観に合わせておくことが前提です。

Hyundai

インフルエンサーマーケティングは、SNS全体でメディアキャンペーンのリーチを最大化するのにも有効的です。

アメリカのスーパーボウルは、年間に行われるの最大なマーケティングイベントの1つで、大きな予算の広告が放送時間を埋めています。 しかし、インフルエンサーはそれをさらに進めるのを助けることができます。 スーパーボウルのスポンサーであるHyundaiが実施した #SmahtPahkキャンペーンは、広告の有名人インフルエンサーによって共有され、リーチとエンゲージメントを最大化しました。

Chris Evansを使用して共有されたこの広告は、成功を収めることができました

Chris Evansによる広告のリツイートにより、146万1千件ものエンゲージメントが発生しました。この数字は、Hyundai社自身のツイートの2倍以上にもなります。 実際、キャンペーンに関連するキーワード(SmahtまたはSmahtPahk)の言及の内15%は、このツイートに関連していました。

スーパーボウルは、このキャンペーンをテレビの視聴者に向けてリリースする方法もありましたが、結果として、このキャンペーンの評判を広めたのは、インフルエンサーの影響力であり、SNS上での成功につながりました。

インフルエンサーマーケティングの効果を出すためのヒント

著名なインフルエンサーがキャンペーンに付加価値を与えることもあります。 通常、インフルエンサーの規模が大きい場合場、エンゲージメント率は高くなりにくい傾向がありますが、キャンペーンをできるだけ拡散することが目的の場合、著名なインフルエンサーは、大きくリーチ数を上げてくれる可能性があります。 ユーモラスなコンテンツを作成することで、人々が興味を持ってくれ、拡散してもらうことで成功事例にすることができます。

自社ブランドに最適なインフルエンサーを見つけましょう

いかがでしたでしょうか?まずは、自社ブランド・商品のイメージに合うインフルエンサーを見つけ、彼らのフォロワーを分析することから始めてみましょう。インフルエンサーをお探しの方は、無料検索機能から探していくこともできますので、ぜひお試しください!

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